runtimeはプラグインをインストールする場所じゃないという話
コメント欄に書こうとしたけど一応記事として書いておいた方がいいことかなと思って記事にしてみました。
vimのインストールディレクトリに「runtime」というディレクトリがあり、その中に「doc」と「syntax」というディレクトリがある。それぞれのなかにさっき落とした***.jaxたちを vimのインストールディレクトリ > runtime > doc の中に、help_ja.vimを vimのインストールディレクトリ > runtime > syntax の中にぶち込む。
helpを使う - tumblr
runtimeにhelpやプラグインをインストールするのは以下の理由から非推奨です。
- runtimeはVimの配布側*1がメンテしてる場所なので、あとから入れてしまうと万一エラーが出た時に(どのプラグインがエラー出してるのか)問題の切り分けが難しい
- 今回はhelpなので問題ないけど
- runtimeはユーザがいじる場所じゃないのでそれを想定してないプラグインとかありそう
- 今回はhelpなので(ry
- (2011/07/05 06:29 追記) Vimを更新した際にruntimeも更新されるから
- 管理が面倒 (以下後述)
- 今流行のスタイルはpathogen.vimによるゆるふわbundleディレクトリ構成 (以下後述)
vim.exeと同じディレクトリのvimfilesってディレクトリに
- vimfiles/doc/***.jax
- vimfiles/syntax/help_ja.vim
みたいな感じで配置した方がいいです。
pathogenによるゆるふわ(ry
pathogenについてはいろいろと書かれている記事があるので詳しくはおググりください。
Vim Hacksにもちょうど日本語helpをpathogenを使って管理する例があります。
http://vim-users.jp/2010/11/hack183-2/
pathogen使えばこんな風に配置できます。
- vimfiles/bundle/vimdoc_ja/doc/***.jax
- vimfiles/bundle/vimdoc_ja/syntax/help_ja.vim
pathogenが便利だと思う例
gitとかsvnとか使ってなくても便利だと思う例
たとえばhoge.vimをアンインストールしたいって思った時に、以前なら
まずvimfiles/plugin/hoge.vimってファイルを削除して...あれhelpってついてたっけ... じゃあvimfiles/doc/hoge.txtも削除して...(そしてvimfiles/syntax/hoge.vimを削除するのを忘れる)
でしたが、pathogen.vimのbundleの構成にしたがっていれば
bundle/hogeってディレクトリを削除
だけでアンインストールできます。
このように関連ファイルが1ディレクトリにまとめられると
インストール&アンインストールが楽になります。
「1ディレクトリにいろいろ関連ファイルをまとめて管理を楽にする」というのは
Vimのbundleだけの流れじゃないみたいですが、話が逸れるので次の記事で。