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本で勉強するか Web で勉強するか

最近技術書を買うかどうかの判断が確立してきた。 のでブログにまとめてみる。

自分の場合、以下のような大きい問題領域を扱う技術を本気で勉強したい、となったら本を買うと決めている。

けどライブラリツールの場合、なるべく本は買わない。 それは今までハズレが多かったから。 この「ハズレ」というのは以下の様なケースを指している。

  • 自分が知識を吸収できなかった
  • それほど得るものがなかった
  • 買ったものの情報の鮮度が古くて使えないと判断した

なぜツールとライブラリはこのようなケースが多いのか。 それはまず前提として、「ツールやライブラリは何らかの特定領域の問題を解決するためのものである」という事。

これにより界隈の状況や HW リソースの向上により問題自体が無くなったり、性質が変わったりしてしまう(Web 界隈は特にその傾向が激しい)。

また、情報の鮮度も比較的落ちやすい。 よって公式ドキュメントにあたった方が確かな情報を得られる。

また公式ドキュメントを見る他の理由として、ツールやライブラリの場合、情報が公式のコミュニティに集積しやすいというのがあると思っている。

これに関してはプログラミング言語や OS となると問題領域が大きすぎて(自分にとって)実用的な情報が公式コミュニティからは得られにくい。*1

よって、その根本的な所の思想を含めた技術を理解しないと「私○○できます」とは言えない。*2

なのでそういった類の技術だと判断したら技術書を買う事にしている。


ぶっちゃけリファレンスなら Web の方がずっと役に立つし、公式サイトを見れば分かるような本は買いたくない。

でも小ネタばかりを集めると 〜 Hacks とかみたいに結構根本につながる知識に出会えたりもする。 でもそれは Web でもできることなので、今はそういった本を積極的に買う気にはなれない…(主に経済的理由で) 個人的には Advent Calendar でいいやと思い始めている。*3

Linuxサーバ Hacks 2 ―コネクティング、モニタリング、トラブルシューティング

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Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選

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*1:余談だが PHP が良質な公式ドキュメントを持つのは特定領域に特化してるから、というのは一つの原因じゃなかろうか

*2:まぁぶっちゃけどの技術に対してもそんな恐れ多い事は言えないんだけども…

*3:最近は Advent Calendar も tips 系だけじゃなくなって来てるけど… というかそもそも数多すぎ