Windows での最速 Node.js 環境構築
Windows での Node 環境のセットアップが楽になってるな。npm install -g windows-build-tools だけで済むようになってる。もう手動で Python とかインストールしなくていいのか。 https://t.co/r9KDFUp23Z
— tyru (@_tyru_) 2017年3月12日
というわけで Windows で Node.js 環境をセットアップする方法をまとめてみる(もしかして前からこれぐらい簡単だったのかもしれないけど…)。
1. Nodist をインストール
Node.js を直接インストールせず、まずは Nodist をインストールする。
今だと v0.8.8 が最新だった。
2. windows-build-tools をインストール
次に管理者権限で Powershell を起動*1して、npm install -g --production windows-build-tools
する。
3. 環境変数を init.cmd に移す
※この手順は必要ではないけど、自分は何か*2インストールした後は精神衛生上やることにしてるだけです。
インストール後に PATH や NODIST_* といった環境変数が勝手に足されると思いますが、 それをレジストリで設定した cmd.exe のスタートアップ時に実行されるコマンド(自分の場合は %USERPROFILE%\init.cmd)に記述して、足された環境変数を削除します。 詳しくは以下を参照してください。
え、終わり?
これで Windows での Node.js 環境は整う。
3番目のステップは省略可能なので実質 Nodist と windows-build-tools のインストールの2ステップと言っていい。
バージョンを切り替えたかったら nodist global (バージョン)
で切り替えることもできる。
しかし windows-build-tools をインストールするだけで Visual Studio や Python を自動インストールしてくれるのは本当に助かる(python コマンドとかがインストールされる訳ではなく、あくまで Node のライブラリのビルドに必要なランタイムのみインストールされる)。
ちなみに自分は node.exe や npm.exe は cmd.exe から起動してる。 MSYS をメインのシェルとして使ってるけど、そちらは vim と git 用。 PATH を通せば MSYS からも使えるんだろうけど、何となくトラブルが起きそうでやってない。*3
問題起きたら
ここ見れば解決する(はず)。
npm のアップグレード
npm をアップグレードしたかったらこんなのもあるらしい。
こちらも管理者権限で Powershell か cmd.exe を開いて
npm install -g --production npm-windows-upgrade npm-windows-upgrade
だけでアップグレードされるらしい。お手軽…